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税理士と顧問契約をする際に注意すべき内容とは?



こんにちは、税理士紹介ニコニコ堂 代表の高橋歩でございます。

 
顧問契約をする税理士事務所・会計事務所とは長いお付き合いになります。

 
今回は、新しく顧問契約をする際に、注意すべき内容や、確認しておいた方が良い内容をご紹介させていただきます。

 
・顧問契約をする際の契約内容、関連する内容を確認する

 
税理士事務所・会計事務所と顧問契約をする際は、契約書の内容をしっかりと確認する事が重要です。

 
契約書の内容は、税理士事務所・会計事務所によって異なりますが、

 
 顧問税理士に依頼する業務の範囲

 
 契約期間

 
 税理士報酬の金額

 
 オプション料金(税務調査の立ち合い費用など)

 
 税理士報酬の支払い時期及び支払い方法

 
 資料等の提供及び責任

 
 契約解除の方法

 
については、最低限の内容として確認する必要はあります。

 
気になる点、疑問点がある場合は、遠慮せずに確認、質問する事も必要です。

 
契約書に記載のない内容についても、確認した方が良い内容もあります。

 
「税務アドバイスや、節税のアドバイスはどのようなタイミングでしてくれるのか?」

 
「税理士が何か月に1回訪問してくれるのか?(お客様が訪問する場合は、何か月に1回事務所に訪問するのか?)」

 
「税務相談をしたい場合、誰とどういった連絡手段で相談できるのか?(携帯電話・メール・チャット・スカイプなど)」

 
「担当が税理士事務所・会計事務所の職員さん(無資格者)の場合、どういった状況で税理士が関与してくれるか?(決算対策・税務調査・融資相談など)」

 
「いつごろまでに経理書類を税理士事務所へ渡せば、月次決算書はどのタイミングで貰えるのか?」

 
「税理士事務所・会計事務所の営業時間は何時から何時までか?」

 
「夜間の時間帯や、土曜日・日曜日に対応してもらえるか?」

 
といった内容については、気になる点があれば、顧問契約前に確認された方が良いかもしれません。

 
・料金の変動がある場合の料金やオプション料金を確認する

 
税理士と顧問契約する際の料金(報酬)については、お客様の年商、業種、経理状況などによって決まってきますので、将来的には税理士料金(報酬)は変動する可能性があります。

 
どういった状況になったら、税理士料金(報酬)が変動するのかを確認しておく事も重要です。

 
また、オプション料金についても、気になる場合には確認されておくと良いかもしれません。

 
「年商がどのくらいになったら、月額顧問料がどのくらい上がるのか?(下がるのか?)」

 
「記帳代行を依頼する場合は、月額どのくらい費用が発生するのか?」

 
「記帳代行料金はどういった状況になったら、上がるのか?(下がるのか?)」

 
「会計ソフトやクラウド会計を導入して、お客様が記帳した場合には、月額顧問料がどのくらい下がるのか?」(記帳代行を依頼している場合)

 
「年末調整は、従業員が1名増えたら追加費用が発生するのか?」

 
「給与計算を依頼する場合は、どのような料金体系になっているか?」(給与計算については提携されている社会保険労務士さんに依頼されるケースもあります)

 
「融資を受ける場合は、顧問料金内で対応してくれるのか?別料金が発生するのか?」

 
「消費税申告が必要になった場合には、どのくらいの費用が発生するのか?」(顧問契約時に消費税申告がない場合)

 
・相性や人柄、話しやすさなどを確認する

 
税理士変更を希望される経営者の方から、

 
「上から目線で話す税理士なので、相談するたびに不快な気持ちになってしまう・・・」

 
「専門的な用語を使って話されるので、アドバイスの内容がわかりにくい・・・」

 
「ホームページには『親切・丁寧に対応します』と記載されていたのに、命令口調で話されるし、説明もわかりづらい・・・」

 
「担当が税理士事務所・会計事務所の職員さん(無資格者)の場合、質問をしても回答が遅い・・・」

 
「気軽に相談できる雰囲気ではない・・・」

 
といった不満をお伺いする機会は多いです。

 
サービス内容や料金だけではなく、相性や人柄、話しやすさなどを確認する事も重要です。

 
初回の面談については、1時間くらいかけてお話される事をお勧めします。

 
趣味などのプライベートなお話をされる方も多いようです。

 
代表税理士の場合には、同じ経営者として、経営に対する考え方や方針について聞かれる方もいらっしゃいます。

 
お客様、税理士の都合や予定の関係で、面談時間が少なかった場合には、もう一回面談されるという方もいらっしゃいます。

 
以上が、税理士と顧問契約をする際に注意すべき内容となります。

 
この他にも、導入したい会計ソフト(クラウド会計)がある場合には、取り扱いが可能かを確認する必要があります。

 
税務調査の対応方針や考え方を確認される方もいらっしゃいます。(税務調査の料金は顧問契約書に別途費用として記載されています)

 
「初対面なので、色々質問する事に抵抗がある・・・」

 
という方は、

 
「知り合いの経営者仲間から、顧問税理士と契約する際は『このあたりを確認した方良いよ』とアドバイスを受けたもので・・・」

 
といった感じで、質問するとスムーズかもしれません。

 
税理士との顧問契約については、事前の確認不足で顧問契約内容に不満やストレスをお持ちの経営者の方は多いです。

 
顧問契約書はあまり細かく読まない方もいらっしゃいますが、ご希望がきちんと反映されているか、契約内容に疑問点はないか、納得、理解できない部分がないかをご確認されてから契約される事が理想です。

 
顧問税理士を決める際には、長いお付き合いを想定して、慎重に決められる事をお勧めします。

 

2019.09.26

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