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現在の税理士から新しい税理士への引継ぎはどうしたらいいですか?


こんにちは、税理士紹介ニコニコ堂 代表の高橋歩でございます。


税理士変更をする際、した後の経営者の方や経理の方から、


「現在の税理士から新しい税理士への引継ぎはどうすればいいですか?」


「旧税理士が経理データなどの引継ぎデータをなかなか送ってくれないので、引き継ぎがスムーズに進まない・・・」


「データを返却してくれないのではないか心配・・・」


「前の税理士とはトラブルによる変更なので、こちらから連絡もしたくないし、話もしたくない。」


「去年まで依頼していた税理士と音信不通になってしまい税理士変更をしたが、引き継ぎなどをどうすれば良いかわからない・・・」


といった相談をよくお聞きします。


一般的な引継ぎは、旧税理士から経理書類や会計データなどを送付してもらい、その内容をそのまま新しい税理士に送付すれば、問題なく引継ぎは完了します。


会計データの引継ぎは、新しい税理士の業務に影響するので、どうのような形で引き継ぐかを事前に相談する事をおすすめします。


旧税理士と新しい税理士とで、使用されている会計ソフトが異なる場合も、一般的には、会計ソフト間でのデータ転送はできるので、データとして引継ぎをする事が多いです。


記帳代行を依頼している際は、記帳代行料を支払っている月までの記帳を済ませた会計データを引き継ぐ事を忘れないようにして下さい。


法人設立届や青色申告の承認申請書などの届出書・申請書を前の税理士が保管している場合は、そうした書類も返却してもらいます。


e-Tax(イータックス)の利用者識別番号やIDについても確認、パスワードなどは変更する必要があります。


経理書類や会計データ、届出書・申請書以外に、旧税理士が新しい税理士に引き継ぐ内容がある場合は、引継ぎメモなどを残していただけるようです。


旧税理士とは関係が悪化しているケースも多いので、引継ぎについてはメールで連絡する方、職員さんに連絡する方もいらっしゃいます。


新しい税理士が、旧税理士と引継ぎをしてくれるケースもあります。


税理士事務所・会計事務所では、顧問先の他事務所からの流入、顧問先の他事務所への流出などの経験はあるので、引継ぎ時に何をすべきかという事は理解されています。


基本的に、引継ぎ時に何かしらの問題が生じる事は少ないです。


ただし、以下のようなケースでは引継ぎがスムーズにすすまない事もあるようです。


・前の税理士事務所・会計事務所が、引継ぎ書類・データを送付してくれないケース


何かしらの理由で、引継ぎ書類・データを送付してくれないケースがあります。


契約期間内の作業が遅延している(会計ソフトの未入力など)、税理報酬の未払い金がある、嫌がらせをされているなど、理由は様々です。


・前の税理士事務所・会計事務所と連絡が取れないケース


急病などで税理士が入院されている、突発的な事情で税理士事務所を廃業されている、というケースもあります。


メールのみの連絡の場合、何かしらの事情で迷惑メール扱いになってしまっていて、メールをご覧になっていないケースもあります。


引継ぎができないと、新しい税理士さんの業務に支障が生じる可能性があります。


ご自身で解決が困難な場合は、早めに新しい税理士さんに相談してみた方が良いかもしれません。
 

2024.07.29

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