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税理士の選び方・税理士探しで重視されるポイントをまとめました
こんにちは、税理士紹介ニコニコ堂 代表の高橋歩でございます。
税理士事務所・会計事務所は、長いお付き合いをする、事業の発展・存続のための、重要な経営パートナーです。
税理士に依頼する内容は、
・企業様、個人事業主様、個人の方の、税務関連資料である、決算申告書、確定申告書などを作成して、税務署等に申告、提出していただけます。
・決算対策や、確定申告対策、節税のアドバイス、経費になるか?ならないか?、適正な役員報酬の決定などの、税務相談をしていただけます。
・資金繰りの相談をしていただけます。
・税務署による税務調査に、企業様、個人事業主様、個人の方に代わって、税務調査対応をしていただけます。
・月次試算表を作成していただけます。
・経理指導、記帳指導をしていただけます。(会計ソフトの導入や操作、入力の仕方指導・記帳の仕方指導・伝票の書き方指導など)
・経理代行、記帳代行をしていただけます。(経理代行サービス・記帳代行サービス・経理丸投げサービス)
など、税務分野の専門家として、重要な存在になっていただけます。
税理士は、全国に77,008人(平成29年10月時点)いらっしゃいますが、人柄、得意分野、提供するサービス内容、ご対応エリアなども様々です。
税理士の選び方について、お悩みのケースも多いようです。
税理士探しをされている方から、
「他の経営者の方は、どのような基準で税理士選びをされているのですか?」
「税理士選びに失敗しないポイントは何ですか?」
「はじめて、顧問税理士をつけるのですが、どのような点に気を付ければ良いですか?」
といったご相談をよくいただきます。
税理士の選び方については、企業経営者の方、個人事業主の方の重視される点、悩まれている点、望む点などにより様々です。
今回は、よくある税理士の選び方について、まとめさせていただきました。
①相性重視の税理士探し
今後の長いお付き合いを考え、相性を重視して探される方は多いです。
初回の面談時には、1時間以上面談される方もいらっしゃいます。
気軽に相談できるか?
理解してくれるか?
信頼できるか?
話しやすいか?
という点を時間をかけて、お確かめになる事をお勧めします。
会食を通じて、関係を構築されたい方からは、
「飲みながら、食事のできる税理士さんを紹介して下さい。」
といった、ご要望をいただく事もあります。
共通の趣味を重視される方からは、
「ゴルフが好きな、税理士さんをお願いします。」
といった、ご要望をいただく事もあります。
税理士とのやりとりする機会の多い、経理責任者、経理担当の方との相性を重視されるケースもございます。
後継者をお決めになっている場合は、後継者の方との相性を重視されるケースもございます。
担当制の税理士事務所・会計事務所の場合は、担当者との相性が重要になってくるケースもございます。
②予算重視の税理士探し
起業、開業して間もない時期や、創業期で売上が伸び悩む時期、経営状態がよくない状況の場合は、予算重視で探される方が多いです。
起業時、創業時の企業様、個人事業主様向けには、料金プランはお安めに設定されている税理士事務所・会計事務所もございます。
多くの税理士さんは0から開業されて、苦労されているケースも多いので、起業、開業間もない企業様、個人事業主様には、やさしい料金プランになっている傾向があります。
税理士報酬を抑えられたい場合には、税理士の訪問数の見直しや、経営効率化に積極的な税理士事務所・会計事務所に依頼される事で、
大幅な税理士報酬の引き下げに繋がるケースもございます。
開業間もない税理士事務所・会計事務所の場合、最初の顧問先の10~20社くらいは、税理士報酬を安めに設定されているケースもございますので、
そうした税理士事務所・会計事務所に依頼される方もいらっしゃいます。
参考記事:訪問不要な経営者様向けの格安税理士紹介
参考記事:クラウド会計専門の税理士紹介
ただし、サービスレベルを極端に下げる事で低価格の税理士報酬を実現する税理士事務所・会計事務所もございますので、過度に予算重視でお探しになる事はリスクを伴うケースもございます。
税理士変更を希望される方から、
「安い税理士事務所に依頼していたが、決算対策、節税対策のアドバイスが一切なかった。」
「今は、税理士報酬が安い税理士事務所だが、担当者がコロコロ替わって困っている。」
「激安価格の税理士事務所に依頼していたが、顧問先が多いせいか代表税理士が忙しそうで、税務相談がままならない状態だった。」
「格安の顧問料だと思ったら、年末調整などのオプション料金が高価格で設定されていて、1年間で高額な顧問報酬を払う事になってしまった。」
「格安の会計事務所に任せていたが、経験の浅い新人担当が窓口で、代表税理士とは契約時の面談以降、一度もあっていない。」
といったご相談も、頻繁にいただきます。
③業種実績重視の税理士探し
同業種の顧問実績を重視して、税理士を選ばれる方も多いです。
特に、税理士変更される方から、
「インターネット関連の知識が乏しい顧問税理士だったので、税務以外の相談が一切できなかった。」
「建設業界に詳しくない税理士だったので、不安だった。」
「ネットビジネスのしくみを理解していない税理士だったので、話がかみ合わないケースが多かった。」
「医療関係の税務顧問実績がなかったようで、積極的なアドバイスをしてもらった記憶がない。」
といったご相談をいただく事が多いです。
業種に特化する事で、税理士事務所・会計事務所独自のサービスを提供されているケースも増えています。
参考記事:ネット通販(ネットショップ・EC)に強い税理士紹介
参考記事:製造業に強い税理士紹介
④経営サポート重視の税理士探し
経営者の悩みや経営相談について、サポートしていただける税理士を探される経営者の方は、近年増えてきている印象です。
現在の顧問税理士への不満についても、
「税務以外の相談に対しては、相談にのってもらえない。」
「経営相談にはのってくれるのだが、具体的に解決に至るような提案をしてもらえない。」
といった、お話をいただく事も多いです。
経営サポートサービスを提供されている、税理士事務所・会計事務所は増えていますが、そのサービス内容も様々です。
・日本政策金融公庫・金融機関・商工会議所などのネットワークを活かして、資金繰り・融資サポートサービスの提供
・提携されている社会保険労務士と連携して、助成金の申請サポート、離職率の低下について経営改善サポートサービスの提供
・提携されている弁護士と連携して、完全成功報酬の未収金回収サポートサービスの提供
・提携されている司法書士と連携して、法人化(株式会社・合同会社など)支援サービスの提供
・経理部門の強化・構築支援サポートサービス
・売上向上に繋がる、営業支援サポートサービス
などの、経営サポートサービスがございます。
参考記事:浜松市でおすすめの若手税理士紹介
⑤女性の税理士探し
経営者の方が女性の場合や、経理担当の方が女性の場合、女性向けのサービス(エステサービス・下着の小売店など)を提供されている場合は、
女性税理士を希望されるケースもございます。
「同じ女性経営者の目線で、話ができる女性税理士を探しているのですが・・・」
「経理を妻に任せているので、女性税理士さんの方が、話しやすいし相談しやすいと思って・・・」
「以前の男性税理士が、横柄で話しにくかったようで、女性の一人経理がストレスにならないように、女性税理士が良いと思って・・・」
といった、お問い合わせをよくいただきます。
参考記事:東京都世田谷区でおすすめの女性税理士紹介
参考記事:東京都豊島区でおすすめの女性税理士紹介
⑥場所重視の税理士探し
会社の近くや、お住まいの近くで、税理士を探される方もいらっしゃいます。
「何かあった時に、すぐに相談したいので。」
「会社の近くに、税理士事務所があった方が心強い。」
と仰る経営者の方は、とても多いです。
ただし、最近では、
クラウド会計ソフトを活用して、スカイプ、テレビ電話システムなどを利用することで、
遠隔地の税理士事務所・会計事務所とのやり取りも、スムーズに行えるようになりました。
距離を気にされない企業様、個人事業主様も増えてきた印象があります。
⑦年齢重視の税理士探し
今後の、長いお付き合いを考えて、同じくらいの年齢、同世代の税理士を希望される方もいらっしゃいます。
「同世代の方が、話しやすいので」
と仰る経営者の方は、とても多いです。
実務経験を重視されて、
「経験豊富な50代の税理士を紹介して下さい。」
といった、ご要望をいただく事もございます。
後継者への事業承継を検討されている場合は、後継者の方と、同じくらい年齢、同世代の税理士の税理士探しをされるケースも目立ちます。
⑧株式公開(IPO)実績重視の税理士探し
将来的に、株式公開(IPO)を目標とされている経営者の方の中には、株式公開(IPO)実績を重視して、税理士を探される方もいらっしゃいます。
経営者の方、経営陣の方、従業員の方のモチベーション向上に繋がる事もあり、メリットも大きいようです。
ただし、株式公開(IPO)実績のある税理士事務所・会計事務所は多くないため、地域によっては、ご期待に沿えないケースもございます。
以上の、8点が、税理士の選び方・税理士探しで、多くの方が重視されるポイントです。
その他にも、
税理士との相談時間を気にされるケースもございます。
平日お忙しい方は、土曜日、日曜日、祝日の相談が可能か?
日中お忙しい方は、夜の時間帯の相談が可能か?
を確認されておくと良いかもしれません。
「電話ではなく、メールやチャットでやり取りできる税理士にしたい。」
「以前の会計事務所では連絡手段がFAXのみで、ストレスがあったので、こちらの希望する連絡手段にして欲しい。」
「現在の税理士と、なかなか連絡がつかなかったので、携帯電話で連絡が取れる税理士にしたい。」
「ラインでやり取りできるとうれしい。」
といった、お話をされる方もいらっしゃいますので、
通信手段の種類を確認される事も重要かもしれません。
レアケースとしては、
「相性占いをしたいので、生年月日を知りたい。」
「同じ出身地域の、同郷の税理士に依頼したい。」
「同じ大学出身の、税理士に依頼したい。」
「血液型を知りたい。」
といった、ご要望もございます。
個人情報に関わる問題になりますので、税理士に了承いただいたうえで、ご紹介させていただく流れとなります。
税理士の選び方を失敗してしまうと、経営にとってかなりのマイナスになってしまいます。
経営のパートナーどころか、ストレスの原因となって長年困っている経営者の方から、お問い合わせをいただく事もございます。
税理士の選び方については、重視するポイントを決められて、慎重にじっくりと、税理士探しをされる事をお勧めします。
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2017.11.25
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